ストックイラストがエラーやリジェクトにならないために、気を付けていること
ストックイラストをはじめたものの、
せっかくつくったイラストのデータが
アップロードしたときにエラーになったり
審査でリジェクトとなると、
正直、心が折れてしまいそうになりますよね。
ストックサイトごとにもデータ条件が違って
一方のサイトではOKなのに、もう一方のサイトではNGなんてことも。
エラーやリジェクトを回避するためには
どうしたらいいか、気を付けていることをまとめました。
どんな人向けの記事?
多数の素材販売サイトでイラストを販売したい
ストックイラスト初心者向け
この記事を読むメリット
効率よくデータをつくれるようになるかも!?
各サイトのストックイラスト用データ要件、まとめてみた
サイト名 | ファイル種類 | 言語 | 解像度 |
カラー プロファイル |
サイズ |
アップロード可能な 最大ファイルサイズ |
---|---|---|---|---|---|---|
PIXTA |
JPG・PNG・EPS |
日本語 | 300dpi以上を推奨 | sRGB推奨 |
長辺と短辺の合計 1301px~35000px
XLサイズまで販売したい場合、8001px以上 |
EPS 50MB PNG 30MB |
Adobe Stock | JPG・EPS | 日本語 | 15MP~100MP | ー | 45MB | |
amana images | JPGのみ | 日本語 | 72~350dpi | RGB | 長辺2400px以上 | ー |
123RF | JPG・EPS | 英語 | ー | ー | 縦横1600px以上 | 30MB |
iStock | JPGのみ | 英語 |
(1) データのクオリティの審査が厳しいサイト
PIXTAは、データの美しさの基準が高い印象、
例えば塗りのはみ出しや塗り忘れの箇所があると
こんな細かいところまで見てるの!?と、感心してしまうレベル。
逆を言えばPIXTAの基準でデータをつくっていれば
他のサイトでクオリティが原因でリジェクトされることは、ほとんどありません。
(2) プロパティリリースの審査が厳しいサイト
ShutterStock、iStockはプロパティリリースを求められることが多い印象です。
何かの写真を参考に作成した作品はプロパティリリースとして
その写真を報告しなければいけないようです。
でも、中にはどうしてプロパティリリースを求められてるのか
わからないような事例も...
そんな場合は、「この作品は自分の想像力のみで描いた作品です」と
コメント付きで申請するといいみたいです。
私の場合、データつくるときはこうしています。
もっといい作り方があるかもしれませんが、
色々試して私が注意していることをまとめました。
(1)アートボード
サイズ: 正方形 4500px × 4500px
長方形 6000px × 4500px または 8000px × 4500px または 8000px × 3000px
カラーモード:RGBカラー
ラスタライズ効果:高解像度(300ppi)
(2)PIXTAのEPSチェックツールを使う
オープンパスや、気づかなかった微小なアウトラインが残ってたり
特殊な塗り(自分で作成したパターンで塗る、グラデーションなど)
があるとPIXTAではリジェクトの対象となってしまいます。
便利なチェックツールをPIXTAさんでは出してくれているので
活用しましょう。
(3) JPGに書き出しの時に注意する
「ファイル」⇒「書き出し」⇒「Web用に保存」
プリセットで「最高画質」、「画質:100%」に設定する
(4) EPSデータは保存するときのバージョンに気を付ける
最新のAdobe illustrator使用して最新のバージョンのEPSデータをアップロードしても
リジェクトされてしまいます。
複数のサイトにアップロードする場合は「illustrator EPS 10」で保存しています。